【 #freee 】自動的に資料せんを作成するEXCELファイル

たまに、事業をやっている人や法人のもとに国税局などから資料せんの提出を求められることがあります。では資料せんってなんでしょうか、また、出さなければいけないでしょうか、そして提出するとなると、freeeをどう使いこなせばいいのでしょうか。

そもそも資料せん(資料箋)ってなに?

資料せん(一般資料せん)とは国税局などから一定期間内の取引の内容についてお尋ねし、これに対して答えるための文書です。その中では概ね以下の取引について聞かれます。

  • 売上
  • 仕入
  • 外注費
  • リベート
  • 交際費
  • 不動産賃借料
  • その他

これらについて1回あたり○○円以上、あるいは指定された期間中あたり〇〇円以上あったものについて提出をお願いするケースが多いようです。

資料せんは出さないといけないの?

資料せんの提出は義務ではなく、任意です。つまり、出さなくても何らかの罰則があるわけではありませんし、私の経験上、提出は遅れてもいいかと思います(国税局には遅れる旨連絡しましたが)。
では、何も出さずに放置してもいいかということになりますが、これは私からはなんとも言えません。出せば有利になるとも不利にもなるとも言い切れない部分があるからです。このことは税理士の間でも意見が分かれておりまして、両方の意見がネット上のあちこちに見受けられます。
ですので、出す出さないというのは私からは各自で判断をお願いしますという他ありません。

資料せんを半自動で作成するためのEXCELファイル

ただ、作るとなっても、作成が面倒なことは違いありません。そこで、省力化のために資料せんファイルの作成を半自動で作成するファイルを作りました。
Google Driveに挙げておきました。ただ、現状ではないないづくしで、以下の制限事項があります。

  • Windowsの32bit版EXCELのみで動きます。
  • VBA-Jsonを使用している関係上、Microsoft Scripting Runtimeを入れる必要があります。方法はこちらが参考になるかと思います。
  • 金額は1回の取引が〇〇円以上の形式のみの対応となります。
  • 決済、取引のうち取引のみが記載されます。
  • 自動で記載されるものは必須のものに限ります。銀行口座などは入力されません。
  • 東京国税局のみの対応でほかの国税局などは非対応です。

使用方法は次のとおりです。

① AppID、Secretを取得して 「__IDTokenシート」に入力します。方法はこちらを御覧ください。
②「Sheet2」シートを開けて、「①認証をする」、「②事業所情報を取得する」を順に押して、事業所情報を取得します。
③A7セル(「会社名」と書いている下のセル)に対象となる会社名をfreeeに登録されているとおりに記載します。
④「③科目、取引先データダウンロード」を押して科目データ、取引先データを取得します。
⑤以下の通りに必要な項目名を記載します。
 ・取得する勘定科目名をA10セル(「対象科目」と書かれている下のセル)
 ・科目コード(国税局から指定されているコード)に対応する科目名をA13セル(「科目コード」と書かれている下のセル)
 ・国税庁から指定されている最低金額をA16セル
 ・期間の初日をA19セル、最終日をB19セルに記入します。
⑥「④資料せん作成」を押して、作成します。
⑦「入力シート1」シートに資料せんが作成されます。

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