電子申告なのに受領印付き税金の申告書をお願いされた場合
銀行の借入や助成金の申請などで受領印付きの法人税申告書または確定申告書を求められる場合があります。
紙で申告している場合は、予め受領印付きの控えを用意して押印していただければいいのですが、電子申告の場合そもそも受領印を押す紙がありません。
では電子申告の場合どうすればいいのか
電子申告の場合、たいてい電子申告を受領したときに発行される「メール詳細」をプリントアウトして、申告書とともに提出すればほとんどのケースで問題なく受け取っていただけるはずです。
メール詳細の打ち出し方
「メール詳細」はe-Taxのサイトから取ることができます。まず、e-Taxのサイトに行きます。
下にスクロールして
「メッセージボックスの確認」と書かれたボタンがあります(赤い四角で囲んでいます)ので、これを押してください。
ここでログインします。大抵の場合、利用者識別番号と暗証番号を利用するので、それを入力します。わからない場合は税務署に問い合わせれば教えていただけます。
ログインすればメインメニューが出てきます。個人の確定申告に関する情報を見たい場合は電子証明書の認証が必要となることがあります。その時は「認証画面へ」のボタンを押して認証します。
法人の申告の情報を見たい場合や個人の申告情報を見たいときで電子証明書の認証を得た場合は、「確認画面へ」のボタンを押します。
メッセージボックス一覧と書かれた画面に出ます。ここには過去の申告を行った際の結果が入っています。この一覧の中から先方に提出する申告書を提出したときのものを探します。なお、半年以上前のものは「過去分表示」を書かれたボタンを押してください。押した後に出てくる画面から探し出します。
例えば、私(中川崇)が2019年1月4日に提出した確定申告の結果が見たい場合は、このように日時と手続きの種類を手がかりに一覧から探し出し、上の画像のような行を見つけます。
提出結果が見たい場合はこの場合、「所得税及び復興特別所得税申告」と青字で書かれ下線が引いている文字列をクリックします。
このように、申告を受け付けた旨の画面が出てきます。この画面をプリンタで打ち出したものを申告書の控えと一緒に先方に提出すればほとんどの場合大丈夫です。
なお、税理士に依頼している場合は、申告書の控えと一緒に先程の画面の打ち出しも一緒にもらえるはずです。もらえない場合は税理士さんに出すようにお願いしてみてはいかがでしょうか。